値引き影響シミュレーター
値引き前後の利益を金額で比較できる無料ツール。通常価格・粗利率・値引き率を入れると、1個の利益がいくら減るか分かります。月間販売数を入れれば、利益を保つためにあと何個売る必要があるかも確認できます。
- 登録・ログイン不要
- 無料
- 入力値をサーバーに送信しません
条件を入れると、利益の減少額と必要な販売数が分かります。
原価が変わらないため、値引き額がそのまま利益から減ります。
別の値引き率と比べる・計算の前提
押すと、その値引き率で計算し直します。
原価は値引き前後で同じとします。ここでの利益は「売価−原価」の粗利益で、固定費などを差し引く前の金額です。販売数が増えて追加の費用がかかる場合、その費用は含みません。
価格と原価は税抜・税込の基準をそろえてください。入力値は外部に送信されません。
価格・粗利率・値引き率の3つで計算できます。まずは例を押すと、結果の見方が分かります。
値引きする前の販売価格
販売価格のうち、利益が占める割合
粗利率が分からないときは
粗利率=(販売価格−原価)÷販売価格×100。例えば10万円で売り、原価が6万円なら、利益4万円で粗利率は40%です。粗利率計算ツールで調べる(別タブ)
値引きなしで比べるときは0%
入力すると「あと何個必要か」と「月の利益の差」が分かります。
①〜③を入力してください。
入力内容はブラウザ内だけで計算・保存され、サーバーには送信されません。「条件のURL」も入力値を#以降に載せるためサーバーへは送られませんが、URLを共有した相手は入力値を見られます。無料・登録不要で使えます。
USE CASESこんな場面で使える
- 値引き要請への回答前「1割引き」が利益をいくら削るかを数字で確認する
- キャンペーン設計値引き分を回収できる販売増が現実的かを判断する
- チームの教育値引きの怖さを共通認識にする材料にする
FORMULA計算式・仕組みと根拠
- 値引き前の利益(1個) = 通常価格 × 粗利率
- 値引き後の利益(1個) = 値引き後価格 − 原価(原価 = 通常価格 × (1 − 粗利率))
- 同じ総利益に必要な販売増 = (値引き前利益 ÷ 値引き後利益 − 1) × 100
- 月あたり利益インパクト = 1個あたりの利益減少額 × 月間販売数
- 根拠: 値引きしても原価は変わらないため、値引き額は全額が利益から差し引かれます。粗利率が低いほど影響は増幅されます。
EXAMPLE入力例と結果の読み方
通常価格10万円・粗利率40%・値引き10%なら、利益は4万円→3万円で25%減。価格は1割しか下げていないのに利益は4分の1減り、同じ総利益を出すには販売数を+33.3%増やす必要があります。月間販売数50個を入れると、月の粗利益は200万円→150万円で50万円減り、同じ総利益を保つには月67個(あと17個)が必要と表示され、値引きの影響を月次の金額で説明できます。「1割引きなら1割多く売ればいい」という直感が誤りだと数字で確認するのがこのツールの目的です。
PITFALLSよくある間違い
- 粗利率(%)と利益額(円)を混同して入力する
- 「値引き分は数量でカバーできる」と直感で判断する(必要な増加数は必ず計算する)
- 1個あたり利益がマイナスになる値引き(粗利率超の値引き)を受けてしまう
NOTES境界条件・注意点
- 値引き率が粗利率を超えると1個売るごとに赤字になり、「売るほど赤字」と表示されます
- 月あたり利益インパクトは「販売数が変わらない」前提の試算です。値引きで販売数が増える見込みは「同じ総利益に必要な販売増」と見比べて判断してください
- 販売数が増えると物流費・サポート費などの費用も増える場合、実際に必要な販売増はさらに大きくなります
- 継続取引では、一度下げた価格が既得権化する「アンカー効果」のリスクも考慮してください
値引きが利益をどれだけ削るか(粗利率×値引き率の早見表)
値引き額は全額が利益から差し引かれるため、利益の減少率は「値引き率 ÷ 粗利率」になります。粗利率40%の商品を10%値引きすると利益は25%減、同じ総利益を出すには33.3%多く売る必要があります。
| 粗利率 | 値引き率 | 利益の減少 | 同じ総利益に必要な販売増 | |
|---|---|---|---|---|
| 40% | 5% | −12.5% | +14.3% | |
| 40% | 10% | −25% | +33.3% | |
| 40% | 20% | −50% | +100%(2倍) | |
| 20% | 10% | −50% | +100%(2倍) | |
| 20% | 20% | −100%(利益ゼロ) | 取り返せない | |
| 15% | 20% | 売るほど赤字 | 取り返せない |
「1割引きなら1割多く売ればいい」は誤りです。粗利率40%なら1割引きの利益減は25%で、取り返すには33.3%の販売増が要ります。販売数が増えれば物流費・サポート費も増える場合、実際に必要な販売増はさらに大きくなります。
値上げした場合に販売数が何%減っても利益を維持できるかは値上げ影響シミュレーター、売価・原価・粗利率の相互計算は粗利率計算ツールで確認できます。 値引き要求への対応手順は価格交渉の記事を参照してください。
FAQよくある質問
なぜ値引きすると利益が大きく減るのですか?
値引き額はそのまま利益から差し引かれるためです。例えば粗利率40%の商品を10%値引きすると、価格は10%減でも利益は25%減になります。
「同じ総利益に必要な販売増」はどう計算していますか?
値引き前の1個あたり利益÷値引き後の1個あたり利益から、必要な販売数の増加率を計算しています。月間販売数を入力した場合、必要個数は1個単位で切り上げます。値引き後の利益が0円なら「利益ゼロ」、マイナスなら「売るほど赤字」と区別します。どちらも販売増だけでは値引き前の正の利益を回収できません。
値引きを求められたときの代替案はありますか?
価格を下げる代わりに、契約期間・発注量・支払条件・導入範囲などの条件と交換する方法が有効です。無条件の値引きは避け、必ず何かと引き換えにするのが原則です。