解約率の改善(CSテコ入れ)
現状把握インパクト試算危険顧客の特定体制稟議まで
解約が続いて「まずい」とは分かっているが、どこから手を付けるかが決まっていない状態から、経営への上申までを一気に進める流れです。感覚の「まずい」を金額と数字に変えるところから始めます。
既存売上の維持率(NRR・GRR)で現在地を知る
NRR計算ツール(売上維持率)期初MRRと増減からNRR・GRRを算出使う →このステップで手に入るもの:NRR・GRRと健全性の判定、新規獲得ゼロの場合の1年後の売上見通し。「守る力」がどれだけ足りないかが数字になります。
解約率が売上に与えるインパクトを金額にする
解約率インパクト計算ツール解約率から平均継続月数とLTVの変化を試算使う →このステップで手に入るもの:現在の解約率でのLTVと、改善した場合のLTVの差額。この差額が、CSへの投資の上限額の根拠になります。
主要顧客を採点して危険な順に並べる
顧客ヘルススコア判定ツール8項目の選択で顧客の解約危険度を点数化使う →このステップで手に入るもの:顧客ごとのヘルススコアと弱点別のアクション提案。「誰から・何をするか」の優先順位表ができます。
対応に必要な人数と現体制の負荷を確認する
CS担当人数計算ツール顧客数×工数から必要なCS人数を試算使う →このステップで手に入るもの:必要工数・必要人数・負荷率の判定。危険顧客に先回りする余力が今の体制にあるかが分かります。
増員・施策を稟議書に落として上申する
稟議書作成ツール稟議の種類を選ぶだけで通る構成の稟議書が完成使う →このステップで手に入るもの:ステップ1〜4の数字を根拠欄に貼った稟議書のたたき台。「解約で年◯円失う」対「投資◯円」の構図で説明できます。
フロー完了
ここまでの5ステップで一通り完了です。運用のポイントは下の「このフローを回すコツ」へ。
このフローを回すコツ
- 順番が重要です。先に体制(ステップ4)から入ると「人が足りない」しか言えません。先に金額インパクト(ステップ2)を出すと、投資判断の話になります
- ステップ3のヘルススコアは全顧客でなく売上上位から。上位2割の顧客の解約が、失う金額の大半を占めるのが通例です
- 各ツールの結果は「結果をコピー」でそのまま稟議書・報告資料に貼れます。数字の再計算が要らないよう、期間(月次/年次)をそろえて入力してください
🔒 各ツールの入力内容はブラウザ内だけで計算・保存され、サーバーには送信されません。入力値は各ツールで自動保存されるため、フローの途中で中断しても続きから再開できます。すべて無料・登録不要です。
ほかの業務フロー
- 新規開拓リストを作って初回接触までリスト作成→ヒアリング準備→商談メモ→目標の逆算
- 営業マネージャーの月次計画目標逆算→着地予測→ボトルネック特定→報告まで
- 広告の成果改善現状把握→採算ライン→上限CPA→テスト設計→判定
- システム導入・発注現状の流れを図に→効果試算→情報収集→要件提示→コスト比較→比較評価→稟議→導入計画
- 社内のAI活用を始める準備度の診断→任せられる業務の判定→利用ルール→コスト試算→PoC計画→プロンプト整備→導入計画
- 値上げ・価格改定現状の粗利→改定インパクト→値引きの歯止め→通知文書
- SaaSの月次レベニューレビューMRRの動き→解約インパクト→新規ヨミ→採算確認まで
- CSオンボーディングの立ち上げ体制の確認→立ち上げ計画→定着チェック→価値実感の確認
- Enterprise商談の攻略ヒアリング→商談採点→組織マップ→ROI→ヨミ管理
- BtoBマーケの月次計画目標逆算→必要リード数→予算上限→広告KPI→計測設計
- MQL基準を決めて営業に引き渡す判定基準の設計→確認項目→商談記録→見込みの更新
- 購入データから顧客への打ち手を考える金額の集中→購入傾向→体験の整理→打ち手の検討